2021/06/07

第1回シンポジウムを開催しました。 

昨日、6月5日に「北レヴァントにおける青銅器時代遊牧民墓域の型式・構成・背景」(「中東部族社会の起源」第1回シンポジウム)と題したオンラインシンポジウムを開催しました。発表者・発表タイトルは下記のとおりです。


研究発表1
下釜和也(千葉工業大学地球学研究センター、研究員)
「ユーフラテス川中流域ルメイラ地区の前期青銅器時代墓地と遊牧民」

研究発表2
久米正吾(金沢大学古代文明・文化資源学研究センター、特任助教)
「テル・ガーネム・アル・アリ遺跡近郊墓域の前期青銅器時代の墓室型式−シリア、ユーフラテス河流域での位置づけを探る−」

研究発表3
足立拓朗(金沢大学古代文明・文化資源学研究センター、教授)
「レヴァントと北西アラビア半島の青銅短剣の系譜について」

研究発表4
藤井純夫(金沢大学古代文明・文化資源学研究センター、特任教授)
「ワディ・ヘダージェ1号遺跡の調査:ビシュリ山系中期青銅器時代遊牧民墓域の型式・構成・背景」

シリア北部の青銅器時代の墓葬遺跡の調査成果から、遊牧民の墓制についての研究成果の発表と意見・情報交換が行われました。前期青銅器時代から中期青銅器時代にかけて、遊牧民の活動が活発化するメソポタミア北部において、墓制がどのように変化したか議論が交わされました。