日本のノンプロジェクト無償資金協力見返り資金協力案件「コパン遺跡公園における暴風雨「イータ」及び「イオタ」被害からの観光復興計画」について

 現地時間7月28日、ホンジュラスのコパン遺跡公園において、新たなプロジェクトの署名式が行われました。これは、日本の外務省が管轄するノンプロジェクト無償資金協力のホンジュラス側見返り資金を使った協力案件「コパン遺跡公園における暴風雨「イータ」及び「イオタ」被害からの観光復興計画」の実施に伴うものです。この署名式には、在ホンジュラス日本大使館の福田紀夫特命全権大使やホンジュラス国立人類学・歴史学研究所のエクトル・ポルティージョ所長、ホンジュラスのカレン・ナハロ外務・国際協力次官が出席されました。

 このプロジェクトでは、世界文化遺産であり、ホンジュラスにおけるもっとも重要な文化観光収入源であるコパン遺跡公園を対象に、昨年11月にホンジュラスを襲った二つの暴風雨「イータ」及び「イオタ」による被害からの観光復興を進展させることが目的となっています。本プロジェクトで日本政府が約1,500万レンピラ(約6,500万円)の無償資金を贈与することによって、今後1年間にわたり、被害を受けた遺跡公園のインフラ整備やコパン地方考古学博物館の改修整備が行われていきます。それと同時に、我々のプロジェクトが担当している7号神殿の発掘調査や修復事業、アクロポリスの11号神殿のトンネル保存事業も進展していくことになります。直近では、現地時間の8月16日から7号神殿の調査が再開する予定です。

 本プロジェクトの対象がホンジュラス国の象徴の一つであり、重要な観光資源であるコパン遺跡公園であることに加え、昨年大きな被害をもたらした「イータ」及び「イオタ」からの復興を謳っているプロジェクトであることもあり、この署名式に関しては、現地報道機関も大々的に報じています。そのいくつかを後述のリンクからご確認ください。


【在日本大使館の関連ページ】


【ホンジュラス人類学歴史学研究所の関連ページ】


【ホンジュラス外務省の関連ページ】


【現地における報道】