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2015年11月15日(日)に第12回文化資源学セミナー「文明と王権公開研究会 テーマ:王権シンボル」を開催しました。

 国際文化資源学研究センターでは、2015年11月15日(日)に第12回文化資源学セミナー「文明と王権公開研究会 テーマ:王権シンボル」を以下の通り開催しました。多数のご来場、ありがとうございました。

日 時:2015年11月15日(日)13:30~16:45
場 所:金沢大学 角間キャンパス北地区 人間社会第一講義棟 301講義室
入 場:無料 
詳 細:チラシPDFをご覧ください。
主 催:金沢大学人間社会研究域附属 国際文化資源学研究センター
共 催:金沢大学大学院人間社会環境研究科 文化資源マネージャー養成プログラム
お問い合わせ:足立 拓朗(tel:076-264-5328, E-mail:mppnb[@]staff.kanazawa-u.ac.jp)
 *当日は金沢マラソン開催日となっております。交通規制などにご注意ください。

 


図1

図2

<報告>
  11月15日(日)に金沢大学角間キャンパス人間社会第1講義棟301号教室において、第12回文化資源学セミナーが開催された。課題ユニット「文明と王権」の公開研究会として企画されたものであり、「王権シンボル」をテーマとして、研究発表が行われた。金沢マラソンの開催日であり、また雨天となってしまったが、学生を中心に61名の聴講者が参加した。
 午後1時45分に始まった本セミナーは、ユニットリーダーの中村慎一教授の趣旨説明の後、中国・シリア・エジプトを専門とする3名の研究者が発表した。まず、当センターの秦小麗特任准教授により「黄河流域の早期青銅器時代における王権シンボル」、そして同じく当センターの足立拓朗准教授による「シリア青銅器時代の遊牧民における王権シンボル」が豊富なスライドにより説明された。
 休憩の後、早稲田大学高等研究所の河合望准教授により「古代エジプトの王権シンボル~ナルメル王からツタンカーメン王まで」の発表があり(図1, 2)、討論会の後、午後5時に閉会した。各発表共に最新の調査成果をふまえた研究であり、多くの新知見が得られた。王権シンボルについては宗教あるいは祭祀にまつわる類例が各地域で多く見られ、初期王権を考える上で宗教の持つ重要性が再確認された研究会となった。 (報告:足立)


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