遊牧民と古代文明
研究者:足立 拓朗(代表・形態文化資源部門-教授)
藤井 純夫(国際文化資源学研究センター-特任教授)
上杉 彰紀(国際文化資源学研究センター-特任准教授)
小髙 敬寛(国際文化資源学研究センター-特任准教授)
徳永 里沙(アラブイスラーム学院研究員-客員准教授)
本郷 一美(総合研究大学院大学准教授)
安倍 雅史(東京文化財研究所研究員-客員准教授)
期間:2020年4月 - 2021年1月
目 的:
古代文明の生成を考える上で、周辺の遊牧民との関係は様々に議論されてきた。本課題ユニットの目的は、世界の様々な地域で古代文明を研究している考古学者の最新の知見から、古代文明とその周辺の遊牧文化がどのように相互に関連してきたのかを比較考古学的に検討することにある。まず、西アジア各地の遊牧民文化とメソポタミア文明の関係、そして中央アジアやインドなどの遊牧文化とインダス文明の関係について地域研究を進める。最終的には新大陸の遊牧民文化や古代文明を視野に入れて、農耕民・都市民との関係、長距離交易、遊牧民の葬制などを軸に比較考古学的な議論を行い、遊牧と古代文明の関係について新たな視点を関連学界に提供する。