文明と王権

研究者:河合  望(代表・形態文化資源部門-教授)
          中村  慎一 (形態文化資源部門-教授)
          中村  誠一 (形態文化資源部門-教授)
          足立  拓朗 (形態文化資源部門-教授)
          上杉  彰紀 (国際文化資源学研究センター-特任准教授)
          久保田 慎二 (国際文化資源学研究センター-特任助教)

期間:2018年4月 - 2021年1月

目 的
 金沢大学国際文化資源学研究センターは、中国文明、マヤ文明、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明といった古代文明の考古学を専門とする研究者を擁する、わが国でも稀有な研究機関である。本研究ユニットでは、この特徴を生かして、比較考古学的な視点から古代文明における王権の出現と発展について研究を進める。具体的には、各メンバーを中心に個々に実施している調査研究について、比較考古学的な視点で普遍的な議論を深めて行きたい。
 金沢大学では2021年に日本考古学協会が開催される。この学会は日本における考古学関連では最大の学会であり、金沢大学は開催機関として高度な学術的業績を全国に示す必要がある。そのため、この会における特別セッションとして「古代文明と王権」を計画している。本課題研究は、このセッションの事前準備ともなる。本センターには、世界各地の古代文明の考古学を専門とする研究者が在職しているので、彼らの研究を核として本課題を推進していきたい