【2018.11.06-07】JICA「草の根技術協力事業」の2018年度本邦研修が始まりました。

 11月5日、「ティカル国立公園への観光回廊における人材育成と組織化支援プロジェクト(第1次)」における本邦研修に参加するグアテマラ人研修員5名とホンジュラスからの特別招待研修員1名を金沢大学へ迎えました。研修は11月6日の開講式から16日の閉講式まで続き、金沢を中心に能登や五箇山での視察・研修に臨みます。研修員は現地の観光に携わる行政官や遺跡周辺の地域住民たちです。以下にご紹介いたします。

 ディマス・ヒルダルド・ペレス・リベラ:ティカル国立公園代表
 ルディ・ロメオ・カカオ・ポップ:フローレス市役所代表
 キャスリーン・テレーズ・アクアルト・オレジャナ:グアテマラ観光局代表
 ホルヘ・サウル・ロドリゲス・ボニージャ:エル・カオバ コミュニティ代表
 エドガル・レネ・カスティージョ・ソリス:エル・レマテ コミュニティ代表
 カルロス・アントニオ・カルバハル・メンデス:ホンジュラス 特別招待


 6日の午前には金沢大学で開講式が行われ、西本陽一国際文化資源学研究センター長、仁田知樹JICA北陸センター長、本プロジェクトマネージャーである中村誠一国際文化資源学センター教授が同席し、歓迎の挨拶を頂きました。研修員を代表してキャスリーン・アクアルト氏が挨拶を述べました。開講式後には研修員たちは大学構内を視察したのち、中村誠一教授による研修導入講義で金沢に関する基礎知識や文化資源について学びました。

 本研修では、ティカル国立公園に関わるステークホルダー同士の意見交換も目的の一つであるため、翌7日にはそれぞれが所属する組織やコミュニティの現状や直面している問題について、各研修員が発表を行いました。

 同日午後には、金沢市経済局誘客推進室の小原様から金沢の歴史・文化や観光政策についての講義を受け、続いて金沢森林組合の河崎様より森林の保全活動と活用について講義を受けました。