【2018.11.15-16】2018年度のJICA「草の根技術協力事業」本邦研修が終了しました。

 閉講式前日の11月15日、研修員たちはこれまでの講義・視察で得た学びを現地での事業に活かすため、アクションプランの作成に1日を費やしました。

 翌16日には、研修員が二つのグループに別れ、アクションプランの発表を行いました。エル・カオバ・コミュニティ代表のホルヘ・サウル・ロドリゲス・ボニージャ氏とエル・レマテ・コミュニティ代表のエドガル・レネ・カスティージョ・ソリス氏は、地域住民としての視点から、エル・カオバ、エル・レマテ、エル・カプリナール、エル・イシュル、ソコツァルといったコミュニティ同士がつながることの出来る組合を作ることに主眼を置いた発表を行いました。組合の結成により、地域住民のニーズや観光業への関わり、地元の産品の販売について話し合う場と仕組みを提供することができると提案しました。

 以上のような地域住民側のアクションプランをサポートする形で、ティカル国立公園代表のディマス・ペレス氏、フローレス市役所代表のルディ・カカオ氏、グアテマラ観光庁代表のカトリーン・アクアルト氏による発表が行われました。彼らの発表では地域住民の活動をワークショップや人材育成といった形で支えていく方向で提案がなされました。さらに、地域住民が地元の産品を販売できるツーリスト・センターの構築が提案されました。

 発表の最後には、研修員それぞれが、今回の研修で学んだことをどのように現地で生かしていきたいかについて発表を行いました。

 その後、閉講式が行われ、国際文化資源学研究センター長の西本陽一教授、JICA北陸センター所長の仁田知樹氏からご挨拶をいただきました。研修員を代表してカルロス・カルバハル氏とサウル・ロドリゲス氏が挨拶をし、研修員たちは本研修の修了証を授与されました。